先日、当社のクライアントによるTOBが成立した。
いわゆる、敵対的買収ではなく、
経営陣による買収(MBO)である。
この仕事にかかわっていたボスの顔にも
ようやく笑顔が戻ってきた。
TOBとは、takeover bid の略で、
「公開買付け」のことを言う。
株主から、株式市場外で株式等を買い集め、
経営陣も一安心。
ホッと一息といったとこである。
(もちろん、株主の皆様もね。)
今後、経営陣による、
スピーディな経営に期待が集まることだろう。
(大いに期待しております。)
ここで、TOBのメリットと
デメリットを簡単にご紹介いたしましょう。
<メリット>
1)買収資金を計画しやすい
公表した買い付け価格で買うため、
株式を一定の価格で購入できる。
(cf:市場で買い付ける場合:
大量に株を買うと価格が上昇する。)
2)キャンセルできる
買い付け予定数の株式が集まらなかった場合は、
株券を返却してキャンセルすることができる。
(→ 買い付けに失敗した時のリスクがない。)
<デメリット>
買収を仕掛けられた企業や、
他に買収したいと思っている投資家に
防戦の機会を与えてしまう可能性がある。
TOBと言えば、ニッポン放送の株式をめぐって
ホリエモンとフジテレビの攻防が記憶に新しい。
モノ言う株主が多いこの時代。
経営陣の経営手腕を問われている。
当社のクライアントのように、
スピード経営を求め、
非上場化を選択する企業もある。
大切なことは・・・・、
お客様により良いサービスを提供するために、
自分(経営者)が何をする(できる)のか?
ということなのだと思う。
では、TOBを成功させた経営陣の今後を祝って・・・
茶王 ♪. (* ̄▽ ̄*)ノ◇"
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